株式会社雑談

声で生きる人たちに、「続けるための部屋」をつくる

国内のポッドキャスト市場では、番組の継続に必要な「メンバーシップ」という仕組みが、これまで外注可能な資本を持つ企業や、自力でシステムを構築できる一部の配信者にしか開かれていませんでした。
多くのポッドキャスターにとって、収益化やリスナーとの交流は「必要だけれど実現しづらいもの」という状況が長く続いていました。

rooom（ルーム） は、その状況を変えるために生まれた、ポッドキャストのためのメンバーシップ・プラットフォームです。
株式会社雑談は、音声配信基盤・文字起こし技術に強みを持つ LISTEN を運営する 株式会社OND と共に、「誰もが等しくアクセスできるメンバーシップの仕組み」をつくることを目的に、サービス設計を共同開発しました。

番組を続けるための資金、熱量を支えるコミュニティ、創作が継続するための安心。それらを“特別な人だけが持てるもの”にせず、ポッドキャスターなら誰もが手にできるようにする。その思想を、rooom の理念と構造に落とし込みました。

rooom の立ち上げでは、メンバーシップの動線設計、デザイン、番組制作とコミュニティ運営の観点からのプロデュース、ポッドキャスター実装のためのガイドライン策定などを担当。
日々現場で多様な番組と向き合ってきた立場から、「つくる人が続けられる仕組み」をプロダクトに定着させました。

ポッドキャスト文化を支える基盤をつくること。
rooom は、そのための「個室のような部屋」であり、雑談が長年向き合ってきたクリエイター支援の延長線上にあるプロジェクトです。